良識の腐

参議院社保庁、年金、公務員改革法が賛成多数で可決されました。
日付を跨いだ審議に疲れ切った与野党の政治家どもがいった言葉は
「選挙」の2文字ばかり。


この言葉で結局彼等彼女等にとって国民の生活など
これっぽちも頭にないのかなと正直つくづく呆れ果てますね。

自民のある議員はこういいました。
「野党は勝手な意見をいって審議進行の妨害する、少数派の暴挙であり、
民主主義に反する」とのこと。
ですが、少数派の意見を尊重し取り入れるところは反映し、
生かしていけることが民主主義の良い点だったはずじゃないんですかね。
民主主義=多数決と間違った解釈がされている今の社会は
何を言ってもはじいて押し通せば良いものとされてるため無駄かもしれないですが。

結局顛末は委員会は強行採決、一部は委員会すら無視し中間報告し採決。
そんな状況下で最後に出てきた言葉は「選挙に全力を尽くす」
悲しいながら参議院は良識の「腐」になりかけているようです。
政治家も税金から給料をいただいている、国家公務員の非常勤特別職員。
しかし国民のために仕事をしているのだという意識は一般公務員以下。
出たとしてもそれは選挙前だけ。
パフォーマンス政治、ワイドショー内閣、悲しいながらそのものです。
私利私欲のためにやってるんじゃないかと言われても仕方がないでしょう。

そして、こういう時だけ政治と絡めるのは嫌いですが…いよいよ参院選です。
議員の素質、そして一部の化けの皮の下を見極めなければいけないのは私たち。
少数意見は切り捨てられる現代、自分を守れるのは自分だけです。
1票。考えて入れましょう。

まぁわては法律を遵守せよとかいう通知がきたので投票できませんが。
これも法律はおかしいよな…と言いはじめると終わらないのでここらで閉めます。


もう日本は腐っちまったんかなぁ。